ボイスドラマ感想『ケンカップル~reversible relation~』
おはこんばんにちはって死語でしようか、ウミウシです。夏休みの宿題を夏休みまでに終わらせていた意識の高い小学生は、今や締切日に泣きながら仕事をするゴミになりました。
それはさておき、タイムスタンプを見たら8月31日に書き終えていたのにアップしてなかったレビューが発掘されたので投稿します。
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リンク貼るたびに思うんですが、BLと18推シチュでドメイン分けろよ…。
何枚も出しておきながら頑なに住み分けをしないことは本題と関係ないのでこれぐらいにしておいて、ジャケットをご覧ください。高校生同士の甘酸っぱい青春ラブコメを期待させる素敵なジャケットですね。
しかも「受け攻めが曖昧な表現があります」というファジーな注意書きまであります。
きっと攻め×攻めが挿しつ挿されつつな男と男のプライドのぶつかり合い性春狂想曲なんでしょう!
でも、そうはならなかった。ならなかったんだよ、ロック。だから──この話はここでお終いなんだ。
まぁ、はい、思ってたのと違う喧嘩のカタチでしたね。ケンカの解釈違いで喧嘩を売りたくなるなかなかに日本語の迷宮入りが見えてきました。
ケンカップルとタイトルに銘打ちながらケンカシーンでストレスが溜まる!
なんでって会話にメリハリがない!
優等生がサルしか言わない!
いっそバカの方が言い返す分まだボキャブラリーあるように思えてしまう!
ハリウッド映画めいた陽気なやりとりやれとまでは言わないけどこう…もっとこう、あるじゃん!?
昼休み終わりに教室に戻ると週4ペースで周辺のコンビニやスーパーから盗んできた幟が鎮座してた治安底辺の中学校のさらに最下層のアルファベットもまともに書けない生徒の方が語彙あるよ。
優等生だから逆に罵倒の語彙ない?
インテリほど蓄えられた知性と鍛えられた理性から放たれる微に入り細に入り的を射たお上品人格攻撃の乱れ撃ちただし全弾命中みたいなことしてくるんですよ。
まぁ、精通もしてるのにアウストラロピテクスを知らないまま短期決戦で入学できる高校の優等生だもんな…。
たぶん優等生と言いつつ偏差値30の高校の偏差値40とかなんだろうな…。
特待生による学費免除狙いで1~2ランク下の高校通うってよくある話だしな…。
という裏設定を捏造して納得しました。
頭が悪い人間には頭がいい人間は書けないと言いますが、本当に頭が悪いと適切な知能レベルの設定もできないんだなとまでは言いませんけど、公立中学ならまだしも高校であからさまに偏差値が天地ほどの設定にするのはどうかと…。
バカっぽいけど勉強はできるわんこと優等生っぽいけど要領悪くてテスト結果は中間で、みたいな組み合わせの方が自然だったのではなかろうか。これは私の性癖な組み合わせなので異論は受け付けます。
サブタイ(?)のReversible Relation。直訳でリバーシブルな関係
本編にバカ×優等生の本番シーンねえんだけど!?
受け攻めが曖昧ってそういうこと!?
この注意書きを考えた輩は平成最後の一休さんだな。褒めてないけど。
個人的にバカ×優等生方を期待してたのに本編が69?触り合い?兜合わせ?の射精させ合いで先に優等生が射精してターンエンド?だったん?です?けど?????????
ショックが大きすぎて記憶の混濁がある気がするけれど、確認する勇気がないので誰か確認して教えて頂けますでしょうか。きっと覚え違いがあるんです。
内容が濡れ場しかないレーベルの作品でノーセックスでフィニッシュなんてあるわけがないんだ。
セックスの定義知ってる?穴に挿れて射精することだよ?
これ先に射した方が受けって言う攻め×攻めBLあるあるからの展開だったんですが、あとの流れを要約すると「負けたくせにローションないから嫌がったらしいですね。吐いたツバ飲むとかタマついてんですかね。タマはついてるわな射精したし。カストラートは無理だから宦官にしてやろうか。
つい最近までノンケだった童貞にそんな知識あるわけねーだろバーカバーカ!オナニー用に持ってたかもしれないけど!持ってて欲しかったけど!
ゲイセックスへの知識がないだろうと慮る気配りも用意してあげる気遣いもないから拗らせ童貞処女ホモ野郎なんだよ(暴言)
普段から不完全な商品出してる会社が完全版商法やるとこんなにも腹立つんだなと言う気付きを得ました。しかも本編で攻めがなかったバカの方こと辰季くんの攻めエロシーンがあるのはアニメイト特典。メイト特典を買わないとリバが成立しない。
この辺境ブログを読んでいる方はご存知ですね?
ステラと違ってメイトは基本的に特典の再販はしない、と。
そうだね、特典在庫がなくなった時点でりばーしぶるりれーしょんの意味is何になるね。
っていうかタイトルに関わる大事なポイントを特典商法にするんじゃないわよ。本編トラック内でルート分岐にするとかの気遣いを見せなさいよ。このレーベルにそんなギミックの期待してませんけども。
よし、悲しくなってきたので褒めのターンに入ります。
受け寄りのリバ役の野上翔さん。
ハキハキした滑舌と高めの声が、跳ねっ返り強くてギャンギャン喚く役にとても合ってると思いました。
個人的にキャンディミルクのモブおじさん役が気持ち悪くてめっちゃ好きなので、ねちっこいプレイする攻めもそろそろ欲しいなと思いました。栗以外で。
攻め寄りのリバ役の高坂篤志さん
リードとろうとしてイニシアティブ握られていく感じに痛く興奮しました。低音受け、いいよね…。
今度はどろどろに快楽落ちする受けとか聴きたいです。栗以外で。
菊池幸利さん
かわいい…。
7月に行った朗読イベントにもご出演なされてて、そちらの演技がハチャメチャにかわいかったんですが、本作品ではストレス因子の倍々ゲームな展開に差し込む清涼剤でした。彼がいなかったら童貞と童貞が1時間ひたすら偏差値20の口喧嘩をしてるだけの話になっていたでしょう。
いえ私は決して使い捨て御都合主義キャラとは一言も。一言も。
キャスト褒めたので通常営業に戻りつつ筆を置かせて頂きます。
当作品を分かりやすく例えるなら、作者の脳内にある最強の男子高校生リバケンカップル青春ラブストーリーを目の荒いザルで濾して残ったものをベースに組み立てた二次創作のような味わいです。
消費者が原作未読で二次創作がエターナっちゃったか会話がチンケだしやりとり雑だし無理矢理風呂敷畳んだから取りこぼしてる…そう思わないとやっていられない。そんな作品です。
ケンカップルリバーシブルリレーションの原作発売、心からお待ちしております。
サービス開始前のソシャゲのリアルイベントやカラオケコラボが珍しくない昨今です、きっと何かの間違いで先に公式二次創作が出ちゃったんですよね?ね?ね??????????